平成30年度 産学官連携秋季シンポジウム
特定非営利活動法人 産学連携学会では、12月21日、産学官連携秋季シンポジウムを開催いたします。ぜひ、多くのご関心のある方々の参加をお待ちしております。
○日 時:平成30年12月21日(金) 13時~17時35分(終了後 懇親会を開催)
○場 所:東京医科歯科大学 湯島キャンパス M&Dタワー 2階 鈴木章夫記念講堂((東京都文京区湯島1−5−4))
○参加費用:
シンポジウム:無料
懇親会費:4,000円
○申し込み方法
下記からお申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/542726/
○開催概要
近年、ゲノム編集の技術は急速に発展し、病気の治療や診断はもとより、農作物の品種改良等、我々の生活に大きな影響をもたらす技術として注目され、実用化に向けた取組みが加速している。その契機となったのは、ゲノム編集技術の中で第三世代とされる「クリスパー・キャス・ナイン(CRISPER-Cas9)」の登場といえる。従来のゲノム編集手法と比べ特定のDNAを狙った操作が可能であり、簡便かつ効率的に目的遺伝子を改変できるようになった。しかし、その利用・応用への期待が大きくなるに連れ、生命や健康、自然環境への影響、食の安全等への配慮、生命倫理をめぐる議論も活発となり、内閣府が本年6月にまとめた「統合インベーション戦略」でも法制度上の取扱いが要請されている。本シンポジウムでは、ゲノム編集分野の最前線で活躍されている専門家をお招きし、ゲノム編集技術の最新の研究開発状況や実用化に向けた展望、知財を巡る課題や倫理的社会的課題を紹介いただく。これにより、ゲノム編集技術の研究開発に取り組む、または興味を持つ、大学、研究機関、企業、政府機関にとって有益な情報収集の場とする。
〇タイムスケジュール
13:00-13:05 開会挨拶 東京医科歯科大学 理事・副学長(産学官連携・研究担当) 渡辺 守
13:05-13:15 来賓挨拶 文部科学省科学技術・学術政策局産学連携地域支援課長 西條 正明
13:15-13:25 趣旨説明 産学連携学会長(静岡大学 理事)木村 雅和
13:25-14:10 講演1
「立体構造に基づくCasタンパク質エンジニアリングと医療応用を目指したゲノム編集ツールの開発」
東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授 濡木 理
14:10-14:45 講演2
「遺伝子改変技術を用いた遺伝子細胞治療の現状と今後の展望」
国立研究開発法人国立成育医療研究センター 成育遺伝研究部 部長 小野寺 雅史
14:45-15:00 休憩1
15:00-15:35 講演3
「PPR蛋白質を利用したDNA/RNA編集技術の開発」
九州大学大学院農学研究院 准教授・エディットフォース株式会社代表取締役 中村 崇裕
15:35-16:10 講演4
「ゲノム編集技術の社会実装に向けた知財戦略 -内閣府SIPプロジェクトの試み-」
内閣府SIPゲノム編集プロジェクト 知財戦略担当・
(業)セントクレスト国際特許事務所 弁理士 橋本一憲
16:10-16:55 講演5
「遺伝子改変技術の農業と医療への応用:倫理的、社会的課題」
北海道大学 安全衛生本部 教授 石井 哲也
16:55-17:10 休憩2
17:10-17:35 講演6
「起業支援の現場から見たゲノム編集技術への期待」
バイオ・サイト・キャピタル株式会社 専務取締役 JST START事業プロモーター 福田 伸生
総合司会:産学連携学会副会長 飯田香緒里(東京医科歯科大学 教授)
○主催
特定非営利活動法人 産学連携学会、東京医科歯科大学
○後援
一般社団法人日本ゲノム編集学会
医療系大学産学連携ネットワーク協議会(medU-net)