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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第736号 <2016.10.11>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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大会終了後の恒例の「座長報告」が始まりました。各講演の要点、セッショ
ンのまとめをこれより順次、会員の皆様にお届けいたします。

産学連携学会第14回大会
一般講演、オーガナイズドセッション、座長報告(6)
−【オーガナイズドセッション】
 産学官連携の定量的な検討に向けたデータ収集・活用手法の検討
                          座長 前波晴彦
−海外の産学連携                  座長 桑江良昇

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【オーガナイズドセッション】
産学官連携の定量的な検討に向けたデータ収集・活用手法の検討
                          座長:前波晴彦
6月17日(金)第2日目A会場(10:00〜11:30)

 はじめに前波からセッションの目的の説明があり、その後、話題@「ギャ
ップファンドを対象とする利用状況・共同研究ネットワークの検討」(前波)、
話題A「地域科学技術指標の検討について(野澤)、話題B「定量データの
活用・検討と実務活動との接続(中武)」の3話題が提供された。話題提供
後にフロアとの討論を行った。本テーマに対する関心の高さから、会場は満
員であり、活発な議論がなされた。
 主要な議論のポイントは下記の通りである。

1.産学連携の現況を学術的・定量的に分析する必要性(事例蓄積からの脱
却)を多くの参加者が共有したものの、所持しているデータは個々の大学レ
ベルに留まっており、国機関等のデータを活用する基盤の構築を学会で働き
かけてはどうかとの意見に収斂した。

2.データ基盤の整備に関するニーズは聞かれたが、手法についての意見・
情報はやや少なかった。唯一、「定性的データの規格化」について山口先生
(千葉工業大学)からコメントがなされた。

3.指標の構築についての議論は、必要性の認知は進んだという印象を受け
た。しかしながら、「指標の独り歩き」の危険性を孕むため、難易度の高く
ない試行からのスタートが望ましい。
今後も実務者の経験を反映した産学連携活動の定量評価とそれに基づいた
提言について検討を継続する予定である。

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海外の産学連携                   座長 桑江良昇
6月17日(金)第2日目A会場(13:00〜14:00)

 本セッションでは4件の発表があった。安田((株)キャンパスクリエイ
ト)は、中国の深セン市に市委員会および市政府の指導の下、1999年に設立
された虚擬(Virtual)大学園の設立の背景、目的、特徴について述べた。
西崎(北海道バイオマスリサーチ(株))らは、帯広畜産大学発ベンチャー
である同社がJICA草の根技術協力事業をキルギス共和国で実施し、同国教育
機関をカウンターパートとしたことが成果につながったと述べた。伊藤
(JST)らは、公的研究機関と病院との連携事例として、2013年にドイツで
組織間連携により設立されたBerlin Institute of Health(BIH)の例を紹
介した。荒磯(北海道大学)は、欧米における最近の産学連携キーワードに
ついて、USA・UK型および北部ヨーロッパ型の2種類に分類し、我が国が参
考にできる点について述べた。
 4件の発表対象は様々であるが、いずれもわが国の産学連携の考察にとっ
て有用である。

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                               以上