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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第602号 <2015.10.5>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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あるいは産学連携学会事務局(j-sangaku@j-sip.org)までお寄せください。
バックナンバー:http://j-sip.org/mail_news.htm


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大会終了後の恒例の「座長報告」が始まりました。各後援の要点、セッショ
ンのまとめをこれより順次、会員の皆様にお届けいたします。

産学連携学会第13回大会
一般講演、オーガナイズドセッション、ダイアローグセッション 座長報告(3)
  −産学官連携プロジェクト1      座長 石塚悟史
  −産学官連携プロジェクト2      座長 丹生晃隆
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産学官連携プロジェクト1 座長:石塚悟史
6月25日(木)第1日目C会場(14:00〜15:00)

 丹生ら(島根大学)は、島根県におけるエゴマ油の粉末化に関わる研究を
紹介した。丹生ら(島根大学)は、ディジタルホログラフィに関する基礎・
応用研究をベースに、塗料乾燥評価装置としての実用化を目指した取り組み
を紹介し、産学連携ステージにおける大学研究者、連携先企業、コーディネ
ーターの関わりや役割について述べた。前田ら(北見工業大学)は、エゾ鹿
の有効活用及び地産地消を目的としたレシピ開発と啓発のための試食会など
のイベント開催等について紹介した。太田ら(オホーツク圏地域食品加工技
術センター)は、高校発の商品開発の事例を紹介し、地域に与える効果とし
て六次産業化の推進や若年層の地域居住の固定化について考察した。本セッ
ションでは、4件の発表があり、地域発の技術や地域の資源をベースに、特
徴ある産学官連携プロジェクトの取り組み概要が紹介された。
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産学官連携プロジェクト2 座長:丹生晃隆
6月25日(木)第1日目C会場(15:30〜16:30)

本セッションでは、北見工業大学及び北見市に関わる産学官連携プロジェク
トとして4件の発表が行われた。1件目の発表で、前田(北見工業大学)ら
は、社会問題化している犬・猫の殺処分を減らすための活動として、保護目
的の猫カフェ「ねこcafeにゃんた」の紹介を行った。この活動は、現在も店
主を務める卒業生の卒業研究の一環として開始されたものである。続いて、
2件目の発表で、谷口・今西(株式会社ローヤル企画(本社:東京都千代田
区))は、京都精華大学より受託したマンガ投稿・公開サイト「マンガク」
の事例紹介を行った。このサイトでは、一般からマンガの投稿を受け付ける
だけでなく、大学の講師による作品講評や定期的なコラム発信によって、マ
ンガ学部のPRに貢献している。ローヤル企画社は、北見工業大学に隣接して
北見事業所を構えており、大学との連携にも積極的である。次の3件目の発
表で、細川(北見市商工観光部工業振興課)は、北見市における産学官連携
の支援制度や、北見市の豊かな農林水産資源の高付加価値化を支援する取組
として、新商品開発推進事業や販路開拓支援事業等の紹介を行った。本セッ
ション最後の発表となる4件目で、有田(北見工業大学)らは、北見市のお
んねゆ温泉にある「北の大地・山の水族館」の活性化の取り組みとして、大
学及び学生と水族館運営団体との連携事例の報告を行った。具体的には、水
槽内の「凍る滝」の結氷期間の延長のための各種実験や、来場者の目を惹く
ための、タブレット端末による案内表示等の取り組みを紹介した。余談にな
るが、当セッション座長は、学会終了後に当該水族館を訪問し、これらの取
り組みを実地にて見学する機会を得た。今回の北見市での学会参加を通じて、
各種の産学官連携プロジェクトにおける現場の重要性と、現場の取り組みを
発表することの重要性を改めて肌で感じた次第である。セッションでご発表
をいただいた各位に御礼申し上げたい。
                                以上