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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第598号 <2015.9.30>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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大会終了後の恒例の「座長報告」が始まりました。各後援の要点、セッショ
ンのまとめをこれより順次、会員の皆様にお届けいたします。

産学連携学会第13回大会
一般講演、オーガナイズドセッション、ダイアローグセッション 座長報告(1)
−産学官連携指標モデル事業 オーガナイザ 小野浩幸 座長 進藤秀夫
−コンプライアンスリスク管理            座長 飯田香織里

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1.産学官連携指標モデル事業 オーガナイザー:小野浩幸 座長:進藤秀夫
6月25日(木)第1日目A会場(14:00〜15:45)

本セッションでは、2013−2014年度に経産省が実施した産学連携評価モデル・
拠点モデル実証事業の結果及び教訓について意見交換した。同事業は、文科
省・経産省が開発した産学連携評価指標を活用し、産学連携拠点がPDCAサイ
クルのモデルケースを創出することを目的とし、20の採択拠点は、両省提示
の共通指標に加え、拠点の特色を生かした追加指標の設定と検証を行った。
本セッション冒頭では、経産省宮本岩男室長から事業内容及び共通指標の整
理結果の報告を受けた。宮本は、この指標は産学連携活動のパフォーマンス
の質の向上に着目した内部マネジメントに活用するとよいと推奨した。次い
で拠点からの取組紹介として、秋田大学伊藤慎一は、医工連携事業における
商標権を活用したブランディング戦略への指標設定・適用結果を報告した。
山形大学小野浩幸は、産学金連携人材育成モデルのプロセスをモニターする
指標の設定・適用結果を報告した。三重大学狩野幹人は、社会連携研究セン
ターの活動紹介とともに、産学連携プロセスにおける人材配置の効果に着目
した指標の設定・適用結果を報告した。北見工業大学有田敏彦は、非工業地
域における地域性を考慮した工業化に着目した指標設定・適用結果を報告し
た。東京医科歯科大学飯田香緒里は、医学系産学連携の特殊性に着目した指
標設定と適用結果を踏まえた自学での産学連携活動の改革状況について報告
した。浜松医科大学山本清二は、医工連携拠点における医療機器開発に着目
した指標設定・適用状況につき報告し、指標は有効に機能する見込みがある
と紹介した。会場との議論では、適用した指標モデルにはいずれも内部マネ
ジメント向上の点で相応の意義があること、継続的な適用と情報の蓄積を踏
まえ中長期の改善を図ることが有効と思われること、技術分野・地域が類似
する他大学の傾向も把握しつつ内部マネジメント向上に活用することが有効
と思われること、等の指摘があった。
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2.コンプライアンスリスク管理           座長 飯田香織里
6月25日(木)第1日目A会場(16:00〜16:45)

本セッションでは、3件の発表があった。新谷ら(筑波大学)は、「独立行
政法人研究所等における利益相反マネジメントの現状に関する一考察」とい
うタイトルで、研究を実施している法人の理事長を対象に、ポリシー、委員
会等の整備状況についてアンケートを実施し、大学における利益相反マネジ
メント実施状況とを比較分析した結果について報告がなされた。河合ら(長
崎大学・九州大学・静岡大学)は、「デュアルユース技術に関する大学等の
対応と「学術安全保障」の提案」というタイトルで、文書情報等の管理の必
要性、契約による守秘義務の徹底、研究者教育の必要性について、提案がな
された。最後、八神ら(三重大学)は、「産学連携成果における大学名称等
の使用とリスク管理」というタイトルで三重大における産学連携成果のうち、

大学名称あるいは教員名の使用として問題となった具体的な事例及び対応方
法についての紹介とリスク管理の必要性について紹介がなされた。
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                                以上