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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第597号 <2015.9.28>

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 ★★第13回大会(北見大会)開催報告★★

 産学連携学会第13回大会(北見大会)実行委員会からの開催報告
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平成27年6月25・26日の両日、北海道北見市において産学連携学会第13回
大会を開催した。参加者はおよそ300人にのぼった。研究発表の件数は、一
般講演で141件、オーガナイズドセッション4セッションで20件、そしてポ
スターセッションで16件となり、本第13回大会は、目標としていた発表件
数150件を大幅に超える総計177件の発表で構成される盛大な大会となった。
大会初日の開会式では、大会長である橋信夫北見工業大学長による開会宣
言、伊藤正実産学連携学会長・群馬大学教授の挨拶に続き、文部科学省の坂
本修一産業連携・地域支援課長、経済産業省の宮本岩男大学連携推進室長を
はじめご来賓の方々からご挨拶をいただいた。特別講演では、北見市常呂町
にある株式会社しんやの新谷有規代表取締役社長から、「ホタテによる日本
の牽引を目指して−仲買から養殖、そして加工・販売へ−」との演題で地方
から日本を元気にする6次産業の実例を紹介いただいた。引き続き、「産業界

から見た地域『産学官連携』」と題するシンポジウムを行った。パネリスト
としてそれぞれの立場を代表し地域産業界から倉本登倉本鉄工所代表取締役
社長、自治体から山崎毅匡北海道オホーツク総合振興局産業振興部長、学会
から伊藤正実産学連携学会長、大学から川村彰北見工業大学社会連携推進セ
ンター長が登壇した。パネリストのプレゼンテーションを基に、文部科学省
の坂本修一課長、経済産業省の宮本岩男室長に国の立場からのコメントをい
ただきながら、社会から求められる大学と学会の役割について、特に地方の
環境を背景とする地域システムにおけるそれらについて議論を行った。それ
らのプレゼンテーション、議論およびコメントから、「大学およびその産学
連携活動評価」、「地方における大学の価値」、「人材育成」、「大学にお
ける研究管理」など、本大会の主要な論点を確認した。午後からは2日間に
わたるそれぞれの専門セッションに分かれた議論を開始した。
また、昨年産学連携学会が韓国の産学協力学会と国際交流協定を結んだこと
を記念し、「産学協力学会(韓国)/産学連携学会(日本)連携への期待」
と題する日韓ワークショップを併催した。それぞれの学会のWoo-Seung Kim
会長、伊藤正実会長による講演の後、両学会の関係者によるパネルディスカ
ッションを行い、両国の産学連携の状況と今後の連携について意見を交わし
た。
一般講演とオーガナイズドセッションの全36に及んだ口頭発表セッションで
は、産学連携による学生・社会人の教育、産学連携人材の育成など人材育成
への関心の高さを反映し、それらに関連するセッションでの発表件数が3割
を越え最も多くなった。「地方創生」に向けた地方・地域における産学官連
携への期待も大きく、産学連携の先進事例や新たな取り組みの考察など連携
プロジェクトに関するセッションでの発表も3割ほどを占める結果となった。
また地方・地域における大学の存在価値を背景とする産学官連携活動や大学
の評価にも強い関心が寄せられ、それらに関連するセッションでの発表も3
割に近い件数となった。特に産学官連携指標モデル事業に関するオーガナイ
ズドセッションでは、各大学の個性とその存在地域の特性に合わせた大学の
あり方・評価について白熱した議論が行われた。開催地である北見の周辺地
域からの発表が20件ほどにのぼり、それらが全発表件数の1割を占めるに至
ったことも特筆すべき点として挙げられる。
本学会はその目的として、「産学連携学の発展」と「産学連携活動従事者の
資質向上」に加え、「地域での産学連携を通した産業振興の支援」をも掲げ
ている。本大会を北見で開催することにより北見地域における産学連携推進
に大きなインパクトを与えることができたこともさることながら、全国の地
方・地域において産学官連携を通して産業・文化の振興に取り組む関係者に
とっても、また中央に在り地方の大学と地方創生を考える立場の関係者にと
っても有意義な大会になったものと考えている。地方創生が社会的な強い要
求となっているこの時期に、典型的な地方・地域と言える環境を持つ北見の
地で産学連携学会の大会を開くことができた意義は大きいものと受け止めて
いる。
関係の省庁・諸機関に加え、地域からも自治体、産業界、産学連携支援機関、
大会を盛会のうちに終えることができました。紙面を借り、関係の皆様に心
より感謝の意を表します。
以上