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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第389号 <2013.8.9>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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あるいは産学連携学会事務局(j-sangaku@j-sip.org)までお寄せください。
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大会終了後の恒例の「座長報告」が始まりました。各講演の要点、セッションの
まとめをこれより順次、会員の皆様にお届けいたします。

産学連携学会第11回大会
一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告 (8)

−コーディネート手法1− NPO法人関東バイオフォーラム 大石 博海
−コーディネート手法2− 高知大学 石塚 悟史
−コーディネート手法3− 岩手大学 今井 潤

※大会のプログラムは次のURLよりご覧いただけます。
http://j-sip.org/annual_meeting/11th_2013/program3.pdf
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−コーディネート手法1− NPO法人関東バイオフォーラム 大石 博海
6月21日(金)第2日目 C会場 (9:00〜9:45)

本セッションでは、3件の発表があった。まず、大西、(株式会社イノベーショ
ン・スプラウト)は、状況基盤アプローチに基づく新顧客の発見と題して、産学
連携に軸足を置いた事例を基に新顧客の発見法に関わる糸口を紹介・ビジネス展
開に有効な情報を述べた。次に、大学のリソースを活用した企業の直面する課題
解決 〜質問応答機構開発の事例〜 と題して、永井ら(名古屋工業大学 大学
院)は、大学で取り組んだ事例を紹介した。大学が企業では難しい課題に取り組
み、実用化にステージを移行する分業型の産学連携モデルを提案した。最後に、
前橋市の企業の“雇用創出”と“前橋工科大生の就職環境作り“を目的とした産
学官連携の新しい試みと題して、下田ら(公立大学法人・前橋工科大学・地域連
携推進センター)は、前橋市の公募型共同研究事業を紹介した。大学の知的財産
と企業の要素技術を上手く噛み合わせた産学連携モデルを構築・地域活性化、中
小企業に依る事業化に有用な情報を述べた。今後、この様な取り組みは中小企業
の活性化・地域経済の活性化に繋がる。大いに期待され事例である。本セッショ
ンは、コーディネーター活動に、新たな考え・事例が報告され、今後の産学連携
の活動に大いに参考になった。
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−コーディネート手法2−              高知大学 石塚 悟史
6月21日(金)第2日目 C会場 (9:45〜10:45)

本セッションでは4件の発表があった。間野ら(mano技術士事務所)は、中小企
業の開発とビジネスの成功可能性を評価する試みについて紹介した。伊藤(群馬
大学)は、金融機関から企業情報の事前入手したうえで、コーディネータが開発
内容の予測し、企業に共同研究の提案をするという新たな学金連携モデルを提案
した。藤原(長崎大学)は、製薬・バイオ関連を中心に投資を行っているベンチ
ャー・キャピタルと連携した技術移転活動を紹介し、その成果と課題について考
察した。山本ら(株式会社ウェザーコック)は、異分野・異文化間のコミュニケ
ーションの取り方の重要性を説明し、産学それぞれの強い思いと実現しようとす
る力を合成するための「共感」へのアプローチを考察した。本セッションでは、
面白い切り口でのコーディネート活動の紹介や産学連携を効果的に進めるための
評価・分析が行われ、産学連携のコーディネート手法を考える良い機会となった。
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−コーディネート手法3−               岩手大学 今井 潤
6月21日(金)第2日目 C会場 (11:00〜12:00)

本セッションでは4件の発表があった。最初の大石博海(NPO北関東バイオフォー
ラムから、医学バイオに関するコーディネート活動として、医工連携交流会、バ
イオ・医学コーディネータ会議、学学連携活動支援、NPO法人設立支援活動など
について、説明があり、幅広い人脈確保が業務遂行に最重要であると紹介した。
次の佐藤暢(高知工科大学)からは、地域間連携の産学連携事業実施の事例を2
件(愛媛と長野、岩手と高知)紹介し、JSTプラザ・サテライトのコーディネー
タが地域に根ざした人のネットワークの有効性を示した。広島大学に自動車部品
企業から派遣されている荒井康平は、包括協定に伴う連携に伴い、共同研究FSと
いう仕組みを始めるなど、組織的な連携を進めた経緯について報告した。澤田
(小樽商大)からは、産学連携が多様な形態に変化するのにあわせ、コーディネ
ータの役割も大きく変化していることが報告され、リエゾンオフィサー型コーデ
ィネータとプロデューサー型コーディネータの役割と重要性と大学のあり方につ
いて、考察があった。
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                                  以上