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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第302号 <2012.7.17>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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あるいは産学連携学会事務局(j-sangaku@j-sip.org)までお寄せください。
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産学連携学会第10回大会 
一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(2)

−人材育成1− 新潟大学 川崎一正
−人材育成2− 北見工業大学 鞘師守
−医工連携− 長崎県産業振興財団 大石博海

※大会のプログラムは、次のURLよりご覧いただけます。
http://j-sip.org/annual_meeting/10th_2012/program3.pdf

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−人材育成1−  新潟大学 川崎一正
6月14日(木) 第1日目 B会場 (14:00〜15:00)

人材育成1のセッションでは、4件の発表があった。最初に、山口大学の李
先生から、若手イノベーション創出促進事業として、シーズの発掘・育成を
目指した学内研究者向けの研究助成制度および若手研究者の育成・支援を目
的とした学術研究員制度についての報告があり、次いで、佐賀大学の佐藤先
生から、インターンシップとビジネスプランコンテストを組み合わせたチャ
レンジ・ベンチャービジネスについての報告があった。さらに、長崎大学の
梅津先生から、長崎大学の教員、職員、学生に経営感覚、ビジネス感覚を身
につけてもらうために行ったビジネス&知的財産スクールついての報告があ
り、最後に、京都工芸繊維大学の稲岡先生から、産学連携活動における学生
の研究成果の取り扱いについて特許法と消費者契約法の視点からの法的分析
に関する報告があった。このセッションでは、大学に所属する人材、特に若
手の学生、研究者等、をいかに育成していくかの工夫と努力が示されたセッ
ションであり、今後、他機関でも産学連携活動を展開する上で参考になる事
例が示されたと考えています。
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−人材育成2− 北見工業大学 鞘師守
6月15日(金) 第2日目 A会場 (11:00〜12:00)

本セッションでは 4件の発表があった。山名(富山大学)は、地域の特質
である高い第二次産業従事者比率を背景とするモノづくり関連の社会人教育
について紹介し、事業の自立化、受講者拡大、国際化などの課題について議
論した。中島(岩手大学)は既存の組織や産学官連携体制を広く有機的に活
用するいわて環境人材育成モデルを事例としてその進捗と効果を検討し、そ
こから示唆される類似活動の要件について考察した。橋本ら(広島大学)は
地域産業界からの要請を受け開始した若手技術者を対象とするイノベーショ
ン研修プログラムについて紹介し、地域・受講者からのニーズを踏まえたさ
らなるプログラム改善の方向について報告した。西村(黒潮町)らは高知工
科大学と連携し進めている地域課題解決に向けたロジックモデルの構築とそ
の活用について紹介し、業務上のアウトプットに留まらない、受講者の能力
向上や意識改革につながる効果について報告した。会場では、地域の社会人
を対象とする人材育成に大学が関わる事例が珍しくなくなっている現状や、
それら人材育成のシステム自体を産学官連携で運営する事例などが確認され、
関連する新たな取組・検討課題などについて活発に意見が交わされた。さら
なる関連事例情報の蓄積と議論の深まりを期待したい。
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−医工連携− 長崎県産業振興財団 大石博海
6月15日(金) 第2日目 B会場 (14:30〜15:15)

本セッションでは、3件の発表があった。まず、中村(島根大学)は、医療・
健康福祉分野に措ける産学連携の新しい展開について興味あるコーデイネー
ト活動事例・看護分野に健康福祉・講演会を企画し、新形態の看工連携・看
農連携の融合研究への過程を述べた。永冨ら(香川大学)は、香川地域での
医工連携による産学官連携活動、かがわ健康関連製品開発地域構想を紹介し
た。他地域で見られない特異的[先進的]なビジョンを示した。大屋ら(独
立行政法人 国立循環器病研究センター)は、臨床ニーズのある医療機器が
製品化されない現状を解決する仕組みの構築、研究資金獲得から薬事を考慮
した事業化への道程に関して具体的な方法を述べた。医療現場からの臨床ニ
ーズのある医療機器の製品化を促進させる体制・システム構築に有効な提案
であった。今後の取り組みへの発展を期待したい。
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                                以上