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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第241号 <2011.8.11>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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あるいは産学連携学会事務局(j-sangaku@j-sip.org)までお寄せください。
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1.産学連携学会第9回大会
  一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(10)

−開物成務塾オーガナイズドセッション1 「生物資源」−
                        岩手大学 清水健司
 −開物成務塾オーガナイズドセッション2 「新ジャンル製品」−
                       北海道大学 荒磯恒久
 −開物成務塾オーガナイズドセッション3 「困っている課題解決」−
                        群馬大学 伊藤正実
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−開物成務塾オーガナイズドセッション1 「生物資源」−
                        岩手大学 清水健司
6月16日(木) 第1日目 A会場 (13:00〜14:00)
企業家の方々に、それぞれの研究開発と事業化の向上を目指した取り組みを
発表していただきました。天然食物の高食品化、カビ除去システムの開発お
よびバイオ活用の水処理の3件でした。いずれも、製品化している実績と
これからの展開を含めた参加者にも役立つ内容でした。また、これまでの経
緯には、開物成務塾での学習や指導や議論、また大学との共同研究の成果等
々も盛り込まれて発表されていました。さらに、開物成務塾を通じての企業
間および人のネットワークも作り上げられていて、産産連携や販路拡大にも
有効であることが話されました。まさに、産学連携の必要性、重要性があら
ためて示されたものと思われました。今後の展開と開物成務塾の益々の発展
が期待されます。
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−開物成務塾オーガナイズドセッション2 「新ジャンル製品」−
                       北海道大学 荒磯恒久
6月16日(木) 第1日目 A会場 (14:00〜15:00)
新ジャンル製品として登場した製品とその開発を進めた原動力が情熱を持っ
て語られた。1.新世代及び現代のニーズに適した「neo gift」(笠置重子
氏):タオルという素材の持つ「物」を徹底して「開」くこと。2.新型男
性用下穿き「博多の舞」(小松公範、南史聡、杉原淳史三氏):伝統の褌に
新たな機能性を見出すこと。3.掛け軸並びに絵画用照明(笹栗浩彦氏):
より良い法要を目指す人の心を捉えること。イノベーションは単に新技術を
用いた製品開発をすることではなく、新たな結合から豊かな社会形成を進め
ることである。本セッションは「草の根イノベーション」(湯本長伯氏の言
葉)の実例として、新しい産学連携のあり方を示唆するものである。最後に
大会懇親会の挨拶での経産省大学連携課・進藤課長から「中小企業の元気な
姿を見せて頂いた」という発言があったが、それは明らかに開物成務塾の姿
を念頭に置いていたことを付け加えたい。
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−開物成務塾オーガナイズドセッション3 「困っている課題解決」−
                        群馬大学 伊藤正実
6月17日(金) 第2日目 A会場 (15:45〜16:55)
福岡の4つの企業の新規事業の報告がここではなされた。古川(有限会社ニ
ッコーネット)からは新しい形態のパソコン修復サービス、佐々木(株式会
社アイル)からは、ニーズにマッチした建設作業用リフトの開発とその販売
の展開について発表がなされ、いずれも潜在的なニーズをどうくみ上げるか
というところで工夫がなされていることが伺えた。また、岸野(株式会社
プライマルコーポレーション)からは天然素材を用いた弱酸性の石鹸をパッ
ケージデザインの提供を含めて提供するというサービスの紹介、阿部(有限
会社 ソフト企画)からは、エステ等を対象にした健康志向の高付加価値の
ある石鹸の製造・販売のビジネスモデルの紹介があり、石鹸という消費者向
けの商材でありながら、顧客ターゲットを付加価値の高い石鹸を必要とする
事業者に焦点をあてたところに双方のビジネスモデルの共通点があった。
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※大会プログラムへのリンク
http://www.j-sip.org/annual_meeting/9th_2011/program4.pdf
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(あとがき)
7月から全10回に分けて、第9回佐賀大会の座長報告をお送りしてきまし
た。次回の第10回大会は高知です。地道な産学官連携業務の知見を整理し、
体系化する場として、再び会員同士が集う日を楽しみにしています。

以上