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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第240号 <2011.8.10>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
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1.産学連携学会第9回大会
  一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(9)

−産学連携手法−              小樽商科大学 澤田芳郎
 −産学連携論−                 山形大学 小野浩幸
 −産学連携の仕組みー            北見工業大学 内島典子
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−産学連携手法−               小樽商科大学 澤田芳郎

6月16日(木) 第1日目 D会場 (14:00〜15:00)
本セッションには産学連携の認識論的根拠を問う発表4件が集められた。永
井ら(東京工業大学)は技術の商品化における事業者との連携が容易でない
ことをふまえ、専門商社が「協働的イネーブラー」として参画した事例を分
析した。大久保ら(金沢大学)は「問題解決手法」の産学連携への導入を論
じたが、そもそもいかに問題発見するかが重要という意見がフロアから表明
された。大西(株式会社ゲートウェイ)は新市場型イノベーション(クリス
テンセン)の実現に向けて、認知言語学を手がかりとする発想法「状況基盤
ビジネスデザイン」を提案した。池田(株式会社日本能率協会コンサルティ
ング)は産学連携成果のマーケティング方法論を体系化したが、特に「仮想
カタログ」は産学双方の発想を刺激する点で、非常に興味深い手法と思われ
た。それぞれの発表について活発な議論が行なわれた。
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−産学連携論−                 山形大学 小野浩幸

6月17日(金) 第2日目 A会場 (13:00〜14:15)
本セッションでは、4人の発表者による5件の発表があった。まず、湯本
(九州大学)からは、昨年の産学連携学会秋季シンポジウム以来進められて
いる5つの学会の連携を推進する活動をはじめ、学問としての産学連携学の
展開に関する考察が述べられた。荒磯(北海道大学)からは、法人化後の国
立大学における知的財産部門を含む産学連携部署が担う機能とTLOが担う機
能の違いを見据えた組織設計について提案があった。澤田(小樽商科大学)
からは、語としての「産学連携」の登場と浸透の経緯について豊富なデータ
からの検証が行われた。山本ら(潟Eェザーコック)からは、北海道大学鈴
木教授のノーベル賞受賞事例から、知財のオープン化による産業創出の貢献
に関して問題提起が行われた。これらの発表の大きな学術的テーマに対し様
々な角度からの議論が活発に行われた。
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−産学連携の仕組みー            北見工業大学 内島典子

6月17日(金) 第2日目 C会場 (14:45〜16:00)
産学連携の仕組みのセッションでは、産学官連携を通じた地域活性化および
社会貢献水準向上にむけた体制づくりや実際の取り組みについて、以下3つ
の視点から5件の報告があり、活発な議論が行われた。1)大学内での組織
構築: 西村(三重大学)らと赤崎(信州大学)らが、大学において地方自
治体を政策面で支援し、地域課題の解決に貢献する組織の構築や、研究拠点
形成事業の企画・運営を担う専門部署の構築について報告した。2)金融機
関との連携システム: 小野らと加藤ら(いずれも山形大学)が、産学官金
連携活動の金融機関間での差の実態とその背景について、また、金融機関と
の連携システム構築を目的としたモデル事業の事例から産学官金連携の課題
について報告した。3)NPO組織の構築による産学官連携活動の推進: 大
石(元 群馬大学)が、事例紹介を通じて、地域活性化・社会貢献にNPO組
織が有効であることを考察した報告があった。
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※大会プログラムへのリンク
http://www.j-sip.org/annual_meeting/9th_2011/program4.pdf
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以上