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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第238号 <2011.8.1>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
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1.産学連携学会第9回大会
   一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(7)

 −産業振興施策−            千葉工業大学 山口佳和
 −地域イノベーションの創出−      日本立地センター 林聖子
 −オーガナイズドセッション「産学連携を新たなステージへ」−
                     鹿児島大学 中武貞文
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−産業振興施策−              千葉工業大学 山口佳和

6月16日(木) 第1日目 B会場 (14:00〜14:45)
本セッションでは、3件の発表があった。まず、林(日本立地センター)ら
は、仙台堀切川モデルと函館の北海道立工業技術センターの事例を分析して、
地域中小企業のイノベーション創出を促進する機能としてのトータルプロデ
ュースモデルを提案した。次に、渡邉(法政大学)は、統計資料に基づく地
域のSWOT分析と地域を経済圏・生活圏などで区分けしてのバランススコアカ
ード形式のヒアリング分析を用いることによって、地域「げんき指標」を作
成することを提案し、その試みを熱海市で計画していることを紹介した。最
後に、大串(熊本大学)は、熊本大学が展開している産学官連携の取り組み
を紹介するとともに、地域産業の競争力強化に貢献できる研究プロジェクト
が必要で、企画段階からの産学官の協議・意思疎通が不可欠であることを指
摘した。これらの発表はいずれも産業振興施策における産学連携の推進に有
用な情報を与えるもので、今後の研究の発展が期待される。
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−地域イノベーションの創出−       日本立地センター 林聖子

6月17日(金) 第2日目 C会場 (13:00〜14:45)
本セッションでは7 件全て同一メンバーが科学研究費補助金(H21〜H23年度)
を受け、産学官連携による地域イノベーションの創出促進を担う技術系人材
育成の教材開発、地域イノベーション創出のモデル化を目的に、進行中の研
究の発表があった。北村(島根大)らは島根大の実用化事例として、α-リ
ノレン酸強化鶏卵「えごま玉子」の事業化までの経緯、産学連携の特徴や効
果、知財、成功要因、マネジメントポイントを述べた。丹生(島根大)らは
出雲おろち大根について、島根大研究者が地域由来品種に着目し、品種改良
を行い、地域食材へ実用化したケースを紹介した。伊藤(群馬大)らは中小
企業のウエルドレス金型に群馬大が評価・解析機能を担い、市場に受入れら
れたケースを紹介した。藤原(岡山大)らは、産学金連携での技術相談から
岡山大との共同研究に発展した足袋型スニーカーの開発について述べた。川
崎(新潟大)らは企業が製品イメージを持ち、自社でできない部分を新潟大
に協力依頼した自動車の新型バッテリー測定装置の開発について述べた。北
村(島根大)らは、2つのケーススタディ教材を試作し、実証研修実施結果
等を述べた。川崎(新潟大)らは、実証研修対象者へアンケート調査を行い、
実証研修の効果と教材の評価を検証した。いずれも、地域イノベーション創
出促進への教材開発とモデル化が期待される。
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−オーガナイズドセッション「産学連携を新たなステージへ」−
                      鹿児島大学 中武貞文

6月17日(金) 第2日目 A会場 (14:15〜15:45)
本セッションは「地方大学イノベーション研究会」の活動の一環として、3
件の発表とパネルディスカッションを行った。地方大学イノベーション研究
会は、平成22年度に全国地域共同研究センター専任教員の有志を中心として、
特に「地方」と呼ばれる地域のイノベーションをどのように行うべきかを真
摯に議論するために設立された研究会である。これまでに4回の研究会活動
を行っている。先ずは本セッションの仕掛け人となった入野(愛媛大学)が
病気療養中のため、座長である中武が研究会活動の概要を発表した。そして、
それに引き続き、前波(鳥取大学)と澤田(小樽商科大学)によるネットワ
ーク分析と歴史についての論考が発表された。これらの発表を受けた後、発
表者らに西川(大分大学)が加わり、西川からの多面的な問いを起点に議論
を行うパネルディスカッションを行った。フロアからも壇上とは異なる視点
からの問いが投げられるなど活発な議論が行われた。
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※大会プログラムへのリンク
http://www.j-sip.org/annual_meeting/9th_2011/program4.pdf
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以上