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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第231号 <2011.7.14>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
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 ★1.産学連携学会第9回大会★
   一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(2)

 −国際産学連携1−            島根大学 丹生晃隆
 −国際産学連携2−            日本能率協会 池田裕一
 −国際産学連携3−            (株)東芝 桑江良昇
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−国際産学連携1−             島根大学 丹生晃隆

6月16日(木)第1日目 C会場 (14:15〜15:00)
本セッションでは、中国の産学連携に関して3件の発表があった。近藤らの発
表は、中国に研究開発拠点を開設した日本企業に対してアンケート調査を行
い、当初の進出目的に合致しているか、そうでないか、目的適合度に関する分
析を行った。新居らの発表は、中国の上海、北京・天津地区での現地調査をも
とに、中国との技術交流や、進出日本企業との産学連携の可能性について検
討を行ったものであった。伊藤の発表は、休止状態にあった中国ビジネス研究
会について、今回、留学生から見たビジネス交流という視点で再開した内容を
報告したものであった。中国は、研究開発の拠点としても注目されており、国際
産学連携のパートナーとしても注目が集まっている。本セッションは、アンケート
調査や現地調査、留学生という現在日本にある情報や人材を活用し、国際産
学連携の可能性と具体的なアプローチを探るものであり、多くの参加者にとっ
て示唆に富むものであった。

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−国際産学連携2−             日本能率協会 池田裕一

6月17日(金)第2日目 B会場 (14:30〜15:15)
本セッションでは3件の発表があった。徳島大学の嵯峨山らは、「産学連携活
動に係る米国拠点開設への取り組み」で、米国での基盤整備、現地機関との
ネットワークの構築を紹介した。広島大学の中野らは「アジア新興国における
産学官連携活動」で、グローバルイノベーションのハブとして中国とインドの産
学官活動を紹介し新興国での連携モデルを考察した。広島大学のクスタース
らは「国際産学連携活動における戦略および実例」として国内連携および国際
連携をモデル化し、アジアや欧米でモデルの実例を挙げて成功要因をとらえた
点で興味深い。フロアからは戦略面、実務面での質問があり関心が寄せられ
た。いずれの発表も国際産学連携を進める上で意義の大きいものであった。

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−国際産学連携3−             (株)東芝 桑江良昇

6月17日(金)第2日目 B会場 (15:15〜16:00)本セッションでは3件の発表が
あった。まず、松尾(大分大学)は、韓国の大学の産学協力団の活動を取り上
げ、事業範囲、業務および基本データ(職員数、収入など)を示し、当該協力団
が国支援による韓国産学連携の中心的役割を果たしていると述べた。丹生(島
根大学)は、海外(豪、ニュージーランド、韓)における大学連携型ビジネスイン
キュベータの現地調査の結果を報告し、これらの事例が多くの点でわが国にも
参考になると述べた。渡辺ら(山形大学)は、グローバル時代における地域産学
金連携の取り組みについて報告し、学金の協力による中国展開以降国内売上
を大きく伸ばし、また国内雇用も維持した企業があることを示し、今後、産と学金
との連携がますます重要になっていくと述べた。3件はいずれもわが国の産学連
携にとって有用な参考となる。

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※大会プログラムへのリンク
http://www.j-sip.org/annual_meeting/9th_2011/program4.pdf
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以上