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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第230号 <2011.7.12>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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 ★1.産学連携学会第9回大会
   一般講演&オーガナイズドセッション 座長報告(1)★

 −産学官連携プロジェクト1−      岡山大学 藤原貴典
 −産学官連携プロジェクト2−      高知大学 石塚悟史
 −産学官連携プロジェクト3−      岐阜大学 野田誠一
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−産学官連携プロジェクト1−       岡山大学 藤原貴典

6月16日(木)第1日目 B会場 (13:00〜14:00)
本セッションでは、4件の報告があった。まず、高倉ら(佐賀大学)は、LEDを用
いて蛍光灯と同等の残光機能を再現する補助照明装置を、卒業生である起業家
と共同開発した事例を報告した。佐々木ら(鳥取大学)は、共同研究相手先メーカ
から無償貸与された電子ビーム表面加工機を活用した地域の産業創出のため、
プラットフォーム財団の支援を受けた研究会を立ち上げており、地域の雇用を創出
するための産学連携研究活動を進めている。野田ら(岐阜大学)は、地元金融機
関および自治体とともに環境ISO14001取得を通じた環境改善に向けた独自の取
り組みを通じて、連携事業である環境情報交換会の今後の展望を述べた。
崎山ら(山口大学)は続報として、子供向け理科・科学技術教育の一環としてスター
トしたイルミネーションコンテスト事業が、来場者数約5万人の市民的イベントに成
長した軌跡を延べ、本事業が大きな地域活性化効果を持つことを明らかにした。

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−産学官連携プロジェクト2−       高知大学 石塚悟史

6月17日(金)第2日目 C会場 (9:30〜10:45)
石川(三重大学)らは、三重県津市のB級グルメ「津ぎょうざ」の地域イノベーションの
影響力測定方法について報告した。出口(宇都宮大学)らは、産学官連携による
「食と農」の企業支援プロジェクトが発足し、そのプロジェクトのスキーム並びに支
援プロセスと中心活動機関の役割分担等を紹介した。野田(岐阜大学)らは、学
部横断型の共同研究による地域活性化支援の事例を紹介し、産学連携は「学か
ら産へ」の技術移転方向ばかりではなく、地域の要望に応える形で「産から学へ」
と研究に刺激を与えることも重要であることを述べた。佐々木(合同会社街オリ)ら
は、鹿児島県南さつま市の商工会議所を中心に地域が一体となり、首都圏の支
援者と連携体制を築き、消費地の声を取り入れている事例「さつま・すんくじらプロ
ジェクト」を紹介し、大学の役割と成功させるためのポイントについて述べた。
下崎(佐賀大学)らは、佐賀県における機能性・健康食品開発拠点の取り組みを
報告した。本セッションでは5件の発表が行われ、いずれも地域資源に焦点を当
てた産学官連携プロジェクトであり、地域の活性化を目指すうえで大変参考になる
報告であった。

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−産学官連携プロジェクト3−       岐阜大学 野田誠一

6月17日(金)第2日目 C会場 (10:45〜12:00)
本セッションでは5件の発表があった。石塚(高知大)らによる「市民参加型の地域
ブランド商品直販ビジネスモデル」では、地域物産のカタログ販売の事例が紹介さ
れ、市民参加活動として興味深い。黒木(鹿児島市役所)らによる『「公共建築物の
低炭素化を目指す鹿児島プロジェクト」の事例報告』では、市役所と大学が連携し
た地域産業界の低炭素化関連事業の支援が紹介された。佐藤(佐賀大)による「崩
壊した地域連携プロジェクト」では、地域活性化活動の失敗事例として、負の兆候
を見逃さないことが重要と説明された。嶋野(長崎大)による「長崎県における地域
活性化プロジェクトの事例について」では、県の地域資源の分析の紹介と、地域の
特色を出し、大都市圏から人を集められる視点が重要と説明された。北垣(佐賀大)
らによる「低ピルビン酸清酒酵母の育種とそれを使ったスパークリング清酒の開発」
では、研究成果が新市場を形成することが期待される。

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※大会プログラムへのリンク
http://www.j-sip.org/annual_meeting/9th_2011/program4.pdf
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(あとがき)
大会終了後の恒例の「座長報告」が始まりました。各講演の要点、セッションのま
とめをこれより順次、会員の皆様にお届けいたします。

以上