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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第227号 <2011.7.5>

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★★第9回大会(佐賀大会)開催報告★★

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第9回大会(佐賀大会)開催報告
産学連携学会第9回大会実行委員長
佐賀大学産学官連携推進機構 副機構長・教授 佐藤三郎


6月16日〜17日産学連携学会第9回大会が佐賀県立男女共同参画センター・佐賀
県立生涯学習センター(通称:アバンセ)で開催された。3月11日に発生した東日本
大震災と福島原発事故により相当の影響が懸念されたが、口頭発表はオーガナ
イズドセッション13件を含め117件、ポスター発表は当日発表10件も含め34件の発
表があった。一方、参加者は、招待講演(無料)参加者数83名、招待者・協賛機関
関係者および大会事務局56名を含め総勢382名であった。

多くの参加者を集めた本大会の特徴の1つは、招待講演に「地域経済の活性化と
産学連携」と題して、社団法人九州経済連合会(以下九経連)の松尾新吾会長をお
招きした点がある。松尾会長は平成21年5月から現職にあり、九州電力の会長を
務めるなど九州経済界の実質的なトップであり、佐賀県下の多くの経済人が駆け
つけた。会長は、九州地域39の大学・高専が九経連の会員として参加し、各種委
員会のメンバーとして九州地域経済活性化の一翼を担っていると強調した。

もう1つ力を入れて企画したのが「これからの農業人材育成と大学の役割」と題す
るシンポジウムである。大学院コース「MOT農業版」を作り上げてきた佐賀大学と
先進的な取組をしてきた岩手大学、地元の農業ベンチャー経営者、農業大学校副
校長が農業人材育成に対する大学の役割について議論を繰り広げた。今回産学
連携学会に始めて招待者としてご参加いただいた農水省の嶋田課長補佐から、
色々な分野から農業に参入頂くことは敷居が下がり連携が図りやすいこと、また、
文科省の池田課長からは色々なセクターと連携を取りながら持続可能な方法を
探って欲しいなどとコメントがあった。

今回の企画のうちで最も注目されたのがオーガナイズドセッションである。その1つ
は、九州大学の湯本教授が開物成務塾と名づけて主宰している中小企業経営者
による経営開発・商品開発の実践ワークショップである。3つの小セッションで10件
の事例報告が行われ、討論の時間を長めに設けて北海道産学官連携組織HoPE
から駆けつけた企業者らと白熱した議論が展開された。

懇親会には、予想をはるかに越える193名が参加した。佛淵(ホトケブチ)学長、進藤
経産省課長、嶋田農水省課長補佐の挨拶に引き続き、中島副学長が佐賀大学の
銘酒:悠々知酔(ユウユウチスイ)で乾杯の音頭をとった。情報交換は、熱気ムンムン
の中で行われ、佐賀大学発の野菜バラフの天ぷらやカルパッチョ、地元自慢の佐賀
牛や三瀬鶏、呼子イカ、佐賀の誇るB級グルメ;シシリアンライスに舌づつみを打ち
ながら葉隠太鼓に圧倒された。昼食用に用意した500kcalの「タニタ風佐賀弁当」が
小食であったせいか懇親会に用意した和風グルメもあっという間に底を突いた。

被災地の東北など遠くから参加頂いた皆さんには大変な時間や不便を掛け心苦し
い限りである。一方、前日に用意した『佐賀大学海洋エネルギー研究センター』の
オプショナルツアーや、この時期にしか体験できない有明海の「干潟体験」などを
楽しんで帰った方もおられ、佐賀を堪能頂いたと思うと心が休まる。来年の高知大
会に期待を寄せ、盛り上げていただいた皆様に改めて感謝申し上げる。
(さとうさぶろう/正会員 佐賀県)

以上