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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第153号 <2009.7.08>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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産学連携学会伊藤正実新会長就任挨拶
 
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会長就任のご挨拶


2009年7月8日

産学連携学会

会長 伊藤正実

この度、NPO法人産学連携学会の第4期会長を拝命しました群馬大学の
伊藤正実です。私は、設立初期から会員ではありましたが必ずしも当時か
ら当学会の運営に深く関与していた訳ではなく、その当時は、こうした立場
になることなどは夢にも思いませんでした。とは言っても、今、こうした立場
を与えられた事を感謝し会員諸兄に喜 んでいただけるような運営をいたし
たいと思います。

私は、この産学連携に関わる組織が、”協会”ではなく、”学会”として立ち
あがった意義を、今一度見直して今後の運営を進めていきたいと思ってい
ます。コミュニティある いは意見交換の場として学会の機能があるのは当
然でありますが、学会と名がつく以上、学と産、あるいは官といったセクター
が連携し何か事象がおこるということを体系 知化し、これを将来への道し
るべとする活動をしないといけないと考えております。あるいは、そこで培っ
た”体系知”を持って社会に貢献することにより、その存在意義を高める必
要があると思います。

おそらく、現時点では産学官連携に関わった経験年数が10年を超える人
は数えるほど しかいないと思います。さらには、新規に産学連携にかかわ
る人達が現場で惑う声もた くさん聞いています。日本のなかで産学官連携
を定着させ、そのインターメディエイトとして関わる人達の立場とそのスキル
や能力を向上させ、さらにこれを一般社会に認知させる上で、産学連携の
”体系知化”は極めて重要なテーマです。

とともに、今強く感じる事は地方の産学官連携の多様性です。
私は今年の3月末まで大分県で産学官連携に関わる仕事をしてきましたが、
4月に群馬大学で再度同じような立場で仕事をすることになりました。双方
の地域の産学官連携は その本質的なところは変わらないと思いますが、
地域の産業構造、住む人のメンタリティ、 大学のポテンシャルやその方針
等によって、地域の産学官連携の見た目の趣がかなり異なる事を体感して
います。大都市圏及びその周辺地域の産学官連携より地方の産学官連携
の質が低いなどと良く耳にするのですが、簡単にそう言いきれないと考えて
おります。むしろ、その仲介者となる人達の質は、様々な制約条件があり厳
しい環境で仕事をする地方のほうが高い部分もたくさんあります。こういった
事は単純にその地域の工業出荷高やそこに立地する大学の外部資金獲得
高だけで論じるべきものではありません。今後、 これに関して、より本質的
な議論が喚起できたらとも思っています。

私はこの後2年間、産学連携学会の会長を預からせていただくことになりま
した。本学会をより良く発展させるべく鋭意努力して参ります。関係諸兄の
御指導、御鞭撻を何卒宜しくお願いいたします。

以上