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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第0144号 <2009.3.17>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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1.産学連携学会第6回大会 一般講演座長報告(9)

 −利益相反−
                    徳島大学     佐竹 弘

 −インターンシップ−

                    岡山大学    藤原貴典

 −キャリアパス−

                    北見工業大学  内島典子

 あとがき

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−利益相反−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (13:45〜14:30)

                       徳島大学  佐竹 弘

本セッションでは、6回大会で初めて3件の発表があった。
新谷ら(筑波大学)は、利益相反に対する社会的な目線を新聞報道から
数値として捉えた点は評価できる発表であった。臨床研究における研究
成果やその評価に対して、臨床研究先からの研究資金(共同研究、受託
研究、寄附支援など)や兼業活動などの個人の利益に対する社会の目は
より一層厳しいものがある。この点について、アンケート調査などで利
益相反というよりも、倫理面から社会の評価をまとめた点は高く評価で
きる。利益相反問題への対応は関係者個人によるマネジメントが重要と
なる。
生駒ら(徳島大学)は簡単で共通した自己評価手法の開発を目的とし、
自己評価の検討手順、自己評価に必要な項目の抽出について講演がされ
た。
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−インターンシップ−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (14:30〜15:30)

                       岡山大学 藤原貴典

下崎ら(佐賀大学)は、地元企業から提供される資金で運営される学生
ビジネスプランコンテストの運営状況を報告し、地元企業と学生双方の
メリットを強調したが、学内関係者との温度差も指摘された。
中森ら(京都工繊大)は、学生が訪問先企業の知的財産報告書素案作成
を通じて知財教育を行うという、近畿圏の複数大学が進める特色ある産
学連携型教育法を報告した。
徳安ら(大分高専)の報告は、平成19年度から始めた現代教育GP3
年間の事業である高専生のマレーシア、タイにおける国際産学連携型教
育であり、研修生への効果測定が期待される。
長平ら(東北大)は、インターンシップ参加者の期待度と満足度ミスマ
ッチ低減に有効な因子を検討し、企業経営者の生の説明が満足度向上に
有効であることを示した。学生の就職行動に対する敷衍も期待される。

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−キャリアパス−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (15:30〜16:15)

                     北見工業大学 内島典子

本セッションでは、3件の発表が行われた。
工藤(大分工業高等専門学校)は、社会人の学び直しとして取り組むI
Tを中心とした社会人・ニート・フリーター向け再チャレンジプログラ
ムについて報告した。ニート・フリーターを対象とした教育体制や就業
に対する意識調査結果が示され、彼らの就業への意識改善が課題である
ことを提示した。
河野、森ら(名古屋大学)は科学技術関係人材のキャリアパス多様化促
進事業として展開しているノン・リサーチキャリアパス支援事業につい
て各々報告した。博士・ポストドクターにおいて、研究職だけでなく現
在有している専門知識や技術を活かし産学連携コーディネーターなどへ
の転身も推し進めており、キャリアデザインを描くことに対する個別コ
ンサルティングをはじめとする支援システムや、研究機関におけるポス
トドクターの現状について報告が行われた。

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(大会プログラムへのリンク)
http://j-sip.org/annual_meeting/6th_oita2008/program.pdf

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あとがき

昨年8月から9回に分けて、昨年6月開催の第6回大分大会・座長報告
をお送りしてきました。

ところで、本年5月開催の第7回福井大会に申し込まれた頃と思います。
福井大会では、「ポスターセッション主体」の開催形式に挑戦します。
中身の濃い意見交換から、一歩進んだ新たな知恵を学会員同士で共有す
る場になることを念じます。さらに、今夏からはどのような座長報告を
配信できるだろうかと楽しみでもあります。

地道な産学官連携業務の知見を整理し、体系化する場として、再び会員
同士が集う日を楽しみにしています。   (メールニュース編集WG)

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以上