―――――――――――――
■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
■■■■■ ―――――――――――――
■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
■■■■■ ―――――――――――――
■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第0142号 <2009.3.11>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
会員の皆様への情報の配信をご希望の方は,h19-news@j-sip.org
あるいは産学連携学会事務局(h19-office@j-sip.org)までお寄せください。
バックナンバー:http://j-sip.org/mail_news.htm


[[[[ ヘッドライン ]]]]
―――――――――――――――――――――――――――――――――

1.産学連携学会第6回大会 一般講演座長報告(8)


 −知的財産1−
                    香川大学     李 鎔m

 −知的財産2−
                    山形大学    足立和成

 −知的財産3−
                    北海道大学   堀田大介

―――――――――――――――――――――――――――――――――

−知的財産1−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (10:00〜11:00)

                       香川大学  李 鎔m

本セクションでは4題の発表があった。
まず、渡辺ら(香川大学)は香川大学と四国TLOとの連携体制や活動
状況及び四国TLOを活用するメリットについて報告した。
木村ら(山口大学)は大学研究者の特許情報の活用が研究者の属性別に
分類されることや大学研究者が特許調査を行なわない阻害要因を軽減す
るためのマッピングシステムについて報告した。
安田ら(長崎大学)は大学における特許活用の成功要因を要素別に分類
しそれらの貢献割合を詳細に分析することにより特に重要な成功要素の
抽出や類型化、さらには抽出した成功要因群を基にした特許活用手法の
提言について報告した。
佐々木ら(鳥取大学)は鳥取大学と鳥取県が一体となった知的財産の目
利き、活用に関する選択的、集中的取組について報告した。
いずれも具体的な知財への活用が期待される。

---------------------------------------------------------------------

−知的財産2−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (11:00〜12:00)

                       山形大学 足立和成

最初の湯本(九大・最高裁)の「建築設計に係る多段階の知的生産物の
扱いに関する考察」では、建築物に関する設計者らの多層的な著作権を
プログラム登録制度とよく似た公的な登録制度を作ることで保護する興
味深い構想が提示された。
次の小川(九大)、湯本らによる発表は、一件目に関連した不確定な形
状を有る膜材(テント類)配置の意匠として特定に関するものだった。
三件目の長平(東北大)の「日本の大学のオンデマンド型eラーニング
における学術著作物の利用許諾に関する研究」は、インターネット利用
に係る著作権の規定に不備があると考えられる日本の現状で、この事業
に係る著作権の巡る係争を回避するための現実的な方策を提案しており、
貴重かつ重要な発表だった。
最後の堀田(北大)らの発表では、共同研究等の終了後にその成果を特
許を受ける権利の状態で共同研究相手の企業等に譲渡する試みが述べら
れたが、権利範囲の特定は難しく、その段階での権利持分譲渡の危うさ
が懸念された。

---------------------------------------------------------------------

−知的財産3−
6月27日(金) 第2日目 C会場 (13:00〜13:45)

                      北海道大学 堀田大介

本セッションは、知的財産に関する(1)契約〔徳島大学、増田ら〕、
(2)経費〔香川大学、李ら〕、(3)意思決定〔島根大学、阿久戸ら〕、
を取り扱った3件の講演があった。
(1)では、徳島大学における各種知的財産契約のマネジメント体制整
備状況と、産学連携のフェーズに応じた適切な契約を締結することの必
要性について報告があった。
(2)では、香川大学におけるこれまでの特許出願状況と、今後の特許
経費シミュレーション結果について報告があった。
(3)では、島根大学における迅速かつ公正な知的財産に関する学内意
思決定体制の構築と、事務部門との連携に関する取り組み状況について
報告があった。
いずれのテーマも会場の関心が高く、発表後の質疑応答においても活発
な意見交換があった。今後の取組状況等についても報告を期待したい。

---------------------------------------------------------------------
(大会プログラムへのリンク)
http://j-sip.org/annual_meeting/6th_oita2008/program.pdf
**********************************************************************

以上