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■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
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■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
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■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第0132号 <2009.1.23>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
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1.産学連携学会第6回大会 一般講演座長報告(6)


 −地域連携1−         
                   法政大学大学院 黒田英一
 
 −地域連携2−         
                   島根大学    丹生晃隆

 −地域連携3−         
                   和歌山大学   河崎昌之

 −地域連携5−         
                   高知大学    石塚悟史


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−地域連携1−
6月27日(金) 第2日目 B会場 (9:00〜9:45)

                 法政大学大学院 黒田英一

本セッションでは、3件の発表があった。
まず、浮田ら(福岡女学院大学)は、同大学が取り組んだ福岡県岡垣
町の観光活性化戦略について学生の力を活用した興味ある事例を紹介
した。
杉岡(同志社大学)は、自ら代表を勤めるNPO「きゅうたなべ倶楽
部」の活動状況(商品開発、フリーペーパー発行、パソコン教室)を
報告し「大学のあるまち」から「大学のまち」への可能性を示した。
根立ら(筑波大学)は、一橋大学の「特色ある大学教育プログラム」
(特色GP)により設置された「まちづくり調査室」を紹介し、学生
と地域との間、学生と学生との間のネットワークづくりの有効性に言
及している。
いずれも、これまで取り組みが遅れがちであった文科系学部を中心と
した学と地域との連携について新たな可能性を提示している。

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−地域連携2−
6月27日(金) 第2日目 B会場 (9:45〜10:30)

                      島根大学 丹生晃隆

本セッションでは、地域連携に関わる取り組みとして計3件の発表が
行われた。
まず、高見ら(大分工業高等専門学校)は、地域課題に対応した実践
型環境教育の取り組みについて紹介し、地域の官と連携した事業実施
の有用性を示した。
崎山ら(山口大学)は、工学部附属ものづくり創成センターの取り組
みについて発表を行った。大学単独ではなく、関連機関とのネット
ワーク構築を通じて、県内全域にものづくり教育を拡大させようとし
ている点は特筆される。
吉田(名古屋大学)は、大学が実施した山村都市交流というソフト事
業に焦点を当てて、地域連携における大学の役割を論じた。
分野は異なるものの、いずれの発表も、大学・高専が、地域連携にお
いて「主体的な関与」を行っているという点で共通しており、他地域
においても参考になる点が多いと思われる。


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−地域連携3−
6月27日(金) 第2日目 B会場 (10:30〜11:15)

                     和歌山大学 河崎昌之

川野(大銀経済研究所)らは、地元大分大学経済学部教員と連携した、
大分の新たな観光資源「九重"夢"大橋」の経済的インパクトに関する
調査・研究について述べた。
鈴木(大分県立芸術文化短期大学)らは、自治体との取組の中での、
3D−CGによる竹田市・岡城の復元という、技術による地域資源の
掘り起こしの経緯を報告した。
姫野(大分大学)は、タウンウォッチングやワークショップと、CG
等デジタル技術との組み合わせた民意・地域形成の手法を適用した、
別府市・鉄輪温泉の官学民の協働による景観計画策定の事例を紹介し
た。
各プレゼンテーションはそれぞれの取り組みにおける専門家の確かな
存在を示すものであった。欲を言えば,個々の研究者による地域連携
に対する。大学側のスタンスについて、もう少し触れて欲しかった。


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−地域連携5−
6月27日(金) 第2日目 A会場 (15:15〜16:30)

                     高知大学 石塚悟史

藤井ら(大分大学)は、豊後高田市とのICTを活用した地域活性化
事業を紹介した。
山本ら((株)ウェザーコック)は環境に優しく北海道らしい商品を
若いデザイナーの協力を得て開発し、ブランド化する取り組みを紹介
し、デザイナーが地域に根付き、地域を支える力となる方策を提案し
た。
中武ら(鹿児島大学)は、サイエンスカフェを通じて「科学技術理解
増進」の先にある「地域連携」や「産学連携」への展開について報告
した。
櫻井ら(佐賀大学)は,佐賀大学ビジネスコミュニティネットワーク
を通じて、大学の研究成果を社会的経済価値へと結び付ける活動を紹
介した。
丹生(島根大学)は,オープンソースソフトウェアを素材とした産業
振興の取り組みを概説した。
いずれも地域の活性化を図る上で大変参考になる事例紹介であった。

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(大会プログラムへのリンク)
http://j-sip.org/annual_meeting/6th_oita2008/program.pdf
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以上