―――――――――――――
■■■■■■■■■■■■ 産学連携学会メールニュース
■■■■■ ―――――――――――――
■■■■■■■■■■■    J-SIP Mail
■■■■■ ―――――――――――――
■■■■■■■■■■■■ 発行:産学連携学会(編集WG)
 第0127号 <2008.12.24>

当メールニュースではイベントのお知らせや公募情報等,
産学連携に関する情報をお流しいたします。
会員の皆様への情報の配信をご希望の方は,news@j-sip.org
あるいは産学連携学会事務局(h19-news@j-sip.org)までお寄せください。
バックナンバー:http://j-sip.org/mail_news.htm


[[[[ ヘッドライン ]]]]
―――――――――――――――――――――――――――――――――

1.産学連携学会第6回大会 一般講演座長報告(4)


 −産学連携論1−
                      新潟大学 川崎一正

 −産学連携論2−
                      大分大学 伊藤正実

 −産学連携論3−
                    千葉工業大学 山口佳和

年末のご挨拶

―――――――――――――――――――――――――――――――――

−産学連携論1−
6月27日(木) 第2日目 A会場 (9:00〜9:45)

                      新潟大学 川崎一正

「産学連携論1」のセッションでは、3件の報告がありました。
最初の2つは、北見工業大の内島さんの報告で、地域振興に貢献する地
域と大学との関係について、北見を例として取り上げており、そのうち
の1つは、北見工業大学の研究環境、特に歴史、地理的環境、研究規模、
研究体制等に焦点を当てながら、大学が地域振興にどう寄与していくか
の内容であり、もう一つは、産業構造からみた地域と大学の関係を、特
に、産業形態、基幹産業、工業産業規模に焦点を当てながら、解析した
結果の報告でした。
最後の報告は、香川大の倉増さんの報告で、産学官連携活動を分析し、
今後の活動戦略を方向付けるもので、共同・受託研究を相手先機関の地
域別、大学研究者の所属別等に分類し、調査結果に基づいて、今後、新
たなプロジェクトをどのように提案していくか等が報告されました。
本セッションでは、地域が抱える様々な課題をどのように解決するか、
また地域の資源を活用し、いかに産業振興を図っていくか、いかにして
地域を元気づけていくか、また産学連携に対する大学教員のマインドを
どのように上げていくかを考える機会となるセッションでした。

---------------------------------------------------------------------

−産学連携論2−
6月27日(木) 第2日目 A会場 (9:45〜10:30)

                       大分大学 伊藤正実

産学連携論2では、従来からあるような包括的な産学連携に関する分析
というより、新しい切り口の各論的な産学連携に関する提言があった。
桑江(鞄月ナセミコンダクター社)による「標準化」の推進に、学のセ
クターの関与の可能性についての提言は、新しい構造の産学官連携の可
能性を予感させた。
また、企業におけるCSR評価の現状の問題点の分析から、これを産学
連携で進めることの意義や効果についての予測が、山田(法政大)に
よってなされた。
また、小原(潟Rイシ)の発表は、中小企業の産学連携における構造的
な課題を企業の立場から、明らかにしたところに、大きな意義があると
考える。
いずれの発表のも、そこで申し述べられた論点について、本学会で継続
的な議論がなされることは、大いに意義があるものと考える。

---------------------------------------------------------------------

−産学連携論3−
6月27日(木) 第2日目 A会場 (13:00〜14:00)

                     千葉工業大学 山口佳和

本セッションでは、4件の発表があった。
1件目では、金間ら(文部科学省科学技術政策研究所)は、第一線研究
者を対象にした意識定点調査の結果を分析し、多くの研究者が基礎研究
段階の産学官連携を強化すべきと考えていることを指摘した。
2件目では、木村(静岡大学イノベーション共同研究センター)は、国
立大学の統計的分析を行い、特に産学連携情報のSOM分析により4〜
5個のクラスターに分類されることを指摘した。
3件目では、川崎(新潟大学)は、国立大学の産学連携推進組織の変遷を
分析し、共同研究センターと知的財産本部の統合などの再編が進展して
いることを指摘した。
4件目では、荒磯(北海道大学創成科学共同研究機構)は、地域クラスター
形成の要素を分析し、地域クラスターが発展すると他地域との連携が必
要になることを指摘した。
これらはいずれも産学連携の理論の構築に有用な発表であり、今後の研
究の進展と成果の発表を期待する。

---------------------------------------------------------------------
(大会プログラムへのリンク)
http://j-sip.org/annual_meeting/6th_oita2008/program.pdf
**********************************************************************

年末のご挨拶

本号をもちまして年内のメールニュース配信を終了致します。
様々な急変が相次いだ今年もご購読いただき有難うございました。
新年が良い年となりますよう、お祈り申し上げます。

            (事業委員会/メールニュース編集チーム)


以上