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産学連携学会メイルニュース
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J-SIP Mail News
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発行:産学連携学会(編集WG)
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第0026号 <2004. 7. 28>

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[[[[ ヘッドライン ]]]]
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1.産学連携学会第二回大会ベンチャーシンポジウム報告(北海道東海大学 西村 
  弘行 先生)
2.産学連携学会第二回大会九州/西中国大学学長シンポジウム報告(北海道大学 
  荒磯恒久 先生)
3.一般講演 座長報告(1)(島根大学 北村寿宏 先生)
4.一般講演 座長報告(2)(三重大学 菅原洋一 先生)

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平成16年6月11日,12日に開催された産学連携学会第二回大会に関するご報告を皆様に
お届けいたします。今回は,シンポジウムについてのご報告といくつかの一般講演の
座長をしていただいた先生からのコメントをお送りいたします。
プログラムについてはhttp://j-sip.org/annual_meeting/index.htmをご覧くださ
い。また,第2回大会講演予稿集』を実費にておわけしております。それについても
前述のURLをご覧ください。

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ベンチャーシンポジウム報告
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6月11日(金)
・開 会   産学連携学会・副会長 佐竹 弘
・挨 拶   福岡県知事 麻生 渡
・基調講演  内閣官房 知的財産戦略推進事務局長 荒井壽光
シンポジスト 荒井壽光(前掲)
       原 丈人(デフタパートナーズ・代表)

ベンチャー担当理事
    北海道東海大学地域連携研究センター
                      所長・教授 西村 弘行

今回のシンポジウムは、内閣官房 知的財産戦略推進事務局長 荒井寿光氏による
「知財計画2004」および「産学連携・ベンチャーへの期待」についての基調講演
と世界を舞台に活躍されているキャピタリストでデフタ・パートナーズ取締約グルー
プ会長 原丈人(Mr.George Hara)氏に米国を中心とした利己的な資本主義の問題点
や「会社は誰のものなのか」などについて講演形式で実施された。
まず荒井事務局長より、現在、大学発ベンチャー数は約800で順調に推移している
が、将来、雇用機会を増やすためにもしっかりした企業にする必要がある。特に事業
化できる国際特許が有効で、特許庁としても特許審査の迅速化に努力している。講演
の最後に主催者である産学連携学会への期待が話され、大変励まされたのが印象的で
あった。また、原会長からは、投資家として世界でもトップクラスだけあって世界の
市場動向を見据えながらIT社会を中心として将来戦略を語って頂いた。米国科学技術
や産業への追随ではだめで、常にフロントランナーを目指すことが重要で、世の中、
目まぐるしく技術革新が展開している。例えば、パソコン中心のITから、PUC(パー
ベイシブ・ユビキタス・コミュニケーション・プラットフォーム)技術を核としたも
のに移行すると予測される。さすがに世界的視野に立った講演で技術系大学人からは
新鮮な話題に映った。両講演者共、参加者には興味深い内容で、多数の質疑応答が
あった。大変充実したシンポジウムであった。


[[[[ ★2★ ]]]]
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九州/西中国 大学学長シンポジウム
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6月12日(土) 
[出席大学]  
 1.広島大学   牟田泰三 学長
 2.山口大学   加藤 紘 学長
 3.九州工業大学 下村輝夫 学長
 4.福岡工業大学 青木和男 学長
 5.九州大学   総長代理・小寺山亘 副学長(産学連携担当)
 6.大分大学   学長代理・羽野 忠 副学長
 7.宮崎大学   住吉昭信 学長
 8.鹿児島大学  永田行博 学長
 9.九州産業大学 宇田川宣人 学長

・ 主旨説明:荒磯恒久(コーディネーター)
・ 大学別ブリーフィング「我が大学の特色と戦略」
・ 質疑討論
                 北海道大学 荒磯恒久

 「序破急」とは日本古典芸術の構成要素。学長シンポは日本文化の故郷、九州を主
舞台として「序破急」的に展開しました。各大学の産学連携の取り組みを7分ずつお
話いただいた「序」、フロアからの質問をもとに、大学の経営、知財、文理融合、ア
カデミックフリーダムと社会貢献の融合など大学の基本的あり方と産学連携との関連
を深めた「破」、各大学の「オンリーワン」を語ってもらった「急」。地域の特質と
経済構造を見据えた社会連携への抱負、大学の文化を変えようとする勇気、基礎科学
発展と産学連携を融合しようとする意思、独創的分野開拓への強い志向などがひしひ
しと伝わってきました。最後に広島大牟田学長の「産学連携学会の設立によって産学
連携を担当している方々が市民権を得た。」という言葉を頂き、余韻を残してシンポ
ジウムを終えることができました。
大学の抱負と悩みを率直にお話くださった広島大、山口大、九工大、福岡工業大、九
州産業大、九大、大分大、宮崎大、鹿児島大の学長・副学長の皆様に心から敬意を表
します。


[[[[ ★3★ ]]]]
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一般講演 座長報告(1)(島根大学 北村寿宏 先生)
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座長を担当したセッションでは,企業と大学との連携について,2件の事例が報告さ
れた.1件は研究会として複数:複数の連携の促進の事例と課題を,もう1件は企業
と大学の研究者とが一緒になって行った共同研究の成果とその時の問題点についての
内容であった.また,これ以外の発表からも産学連携の多くの事例が紹介され,企業
から見た大学の役割と産学連携を進める上での大学側の課題がいくつか見えてきたよ
うに思われる.
お互いに事例を紹介し合うことで,産学連携における課題を浮き彫りにしつつその解
決に向けたヒントを模索する,またそれを実行しその成果を報告するというサイクル
を学会の中で動き始めたように感じられた.
今後も,さらに事例の報告が活発に行われ,このサイクルの駆動に寄与することを期
待したい.


[[[[ ★4★ ]]]]
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一般講演 座長報告(2)(三重大学 菅原洋一 先生)
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”大学を中心とした産学官連携(1)”
 このセッション(0611B1315〜0611B1400)は、いずれも大学側の産学官連携の取組
に対する分析を対象とするものであり、新潟大学、岡山大学、島根大学、信州大学の
各共同研究センターの活動についての事例的研究が発表された。
これらは、@共同研究、A交流事業とその支援組織、B科学技術相談、C地域社会に
対する体制作りなど、産学官連携の大学側の拠点となる共同研究センターの活動に即
して、その問題点や成果が示されたものであり、発表者はいずれも各共同研究セン
ターの専任教官であった。各研究主題は地味ではあるが、質疑も活発に行われ、この
ような実践に根ざした基礎的な知見の共有が、産学官連携の進展に不可欠であること
を感じさせた。


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(会長 kaichou@j-sip.org 副会長 fukukai《以下は@j-sip.orgを省略します》
 学術委員会 gakujutsu 事業委員会 jigyou 総務委員会 soumu
事務局office 論文 ronbun 法務 houmu 教育 kyouiku 監事 kanji )

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