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産学連携学会メイルニュース
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J-SIP Mail News
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発行:産学連携学会(編集WG)
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第0012号 <2003.10.27>

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[[[[ ヘッドライン ]]]]
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1.産学連携学会シンポジウム報告その2
2.産学連携学会座長報告
3.札幌大会講演者のご感想
4.産学連携学会の連絡先         
5.編集後記
●● 地域産学連携事業 ●●

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本12号では,引き続き札幌大会でのご報告をお届けいたします。
また,札幌大会?まあそう言わずに,せっかく原稿を書いてくれている人が
いるのだから…
宜しくお願いいたします。

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1.産学連携学会シンポジウム報告
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シンポジウムIV:地域産学連携のかたち

 オーガナイザー:荒磯 恒久 先生
   (北海道大学先端科学技術共同研究センター)

 産学連携は大学の先端技術を使って大企業が行うもの?・・いいえ、いいえ、
地域おこし、町おこし、中小企業の活性化にこそ産学連携を役立てるべきです。
このシンポジウムでは日本各地で実践されている地域産学連携のかたちを探っ
てみました。

 学と産を中心とする“なまいきな”若者の呑み会から十数年を経て会員1000
人、大学、県庁、企業、地域の人々を巻き込んだINS(岩手ネットワークシス
テム)は、広い人の和、そこからの創造がポイントでした。草の根からの地域連
携、愛知県の花火屋さんは大学をソリューションセンターとして活用。目的を
明確にすることで個人でも産学連携が出来ることを証明しました。会津からは
株式会社会津リエゾンオフィスによるビジネスとしての産学連携が話されまし
た。中小企業が主役のHoPE(北海道)、地域課題解決学会を梃子に地域連携
の中心を作る島根大学。さまざまな地域連携がありましたが、その根っこには
《地域は何を必要としているか》を明らかにする姿勢があったと感じました。

[[[[ ★2★ ]]]]
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2.札幌大会の座長報告 news@j-sip.org
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広島大学 山口 佳和 先生

 9月に入って「今月は札幌だ。」と気分が高まってきた日のことです。「一
般講演の座長をお願いします。」とのメールが入ってきました。大変光栄です
・・・

 でも、学会の座長なんてやったことがないぞ・・・まあ、そう言わんと・・・
荒磯先生の顔が頭に浮かんできた・・・はい、頑張ります。というわけで、座
長を務めさせていただきました。心配していたのですが、参加者の皆様のご協
力と事務方の皆様のご支援のおかげで、活発な討論ができ進行もスムーズでし
た。

 岡山大の藤原先生と北見工大の宇都先生から、産学連携でのインターネット
活用の最新の分析と事例が紹介されました。時と場所を問わないインターネッ
トは、産と学を結びつけるための大事なツールです。室蘭工大の飯島先生から、
室蘭地域の特色を踏まえた産学連携活動の歴史や事例が紹介されました。九州
芸術工科大の石井先生から、車のデザインを学生から企業に提案させるという
新規事業開発プロジェクトが紹介されました。どの発表も貴重な産学連携の知
識の蓄積です。産学連携というと偉い人が出てきて一方的に話をして終わりと
いうイメージがありますが、産学連携学会は違います。率直な意見交換ができ、
有益な情報がたくさん得られました。

 広島に帰ってみると・・・机の上に仕事が蓄積している・・・来年は福岡だ、
何を発表するか・・・発表の前に仕事と研究をしっかりせんと・・・近いから
下見に行くか。ということで、早くも来年を楽しみにしています。


岡山大学 藤原 貴典 先生

 本学会第1回大会の一般講演の部最初の座長を仰せつかり、大変名誉な機会
を得ることが出来た。さて、川崎(和歌山大),崎山・宮地(山口大)および
杉原(信州大)各氏からの講演は、いずれも産学官連携の取組み事例紹介であ
り、各地域ならではの工夫が報告された。

 和歌山での5年越しの交流会は、産学官とも顔見せを終えて双方向関係への
発展を指向していること、山口では大学から広範囲かつ豊富なメニューで地域
に浸透しつつ「大学が良くなれば地域が良くなる」活性化スパイラル上昇のた
めの具体的方策が示された。さらに、長野からは、医学部教員と企業とで、言
うは易く行うは難い対等連携を進めている具体的な開発事例が報告され、既に
教員の意識改革を通過した点に瞠目すべきである。それぞれに特色ある展開が、
今後さらに持続的に成果を生み出し続けるシステムに昇華することが期待され
る。


新潟大学 川崎 一正 先生

 「技術移転・リエゾン(1)」のセッションで四件の講演の司会を担当した。

 最初に、学生モニター方式を用いた新製品開発を目指した取り組み事例が紹
介された。産学連携という観点からは若干の問題が残るものの、若い感性によ
る事後の製品開発の有益性が期待される。

 次いで、地下鉄建設による視覚環境変化を一定の評価法で評価するシステム
を確立している。このシステムの導入によって、環境移行に際し、事前に評価
できる点が興味深い。後半の二件は、知的財産流通業という立場に立って活用
の有無や業者を選定する条件等について調査を行い、マーケティング戦略につ
いての特徴とステップを概説している。最後に、マーケティングの活動の原動
力となるものは何かということで結論づけている。

 本セッションは、「地域産学官連携のかたち」のセッションと重複し、聴講
者が少なくなることを危惧したが、予想以上に多くの方が聴講し、それなりに
盛況であったと思います。また、個人的には経験したことのない話題にも触れ
ることができて、新鮮さを感じました。

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3.札幌大会講演者のご感想         office@j-sip.org
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 札幌大会でお話いただいた先生方にご発表の感想等をお寄せいただきました。

北海道大学 中沖靖子先生

 第一回大会に参加するにあたり、言葉ではなじみの深かった産学連携も実際
その内容は遥かに多岐にわたるものであった。自身にとって身近な医療の場か
らの参加者がさほど多くない中、すれ違う人ごとに普段とはいささか違う空気
を感じながら、人のうずから何かが生まれでてきそうな熱気のただよう会場に
非常に引き付けられるものがあった。勝手な切り口と言われそうではあるが、
日頃は学の中にいる人間として、特に個人で会社を立ち上げられたエネルギッ
シュな方々と親しく語り合う機会を持てたことが大いに魅力であった。


京都大学 澤田芳郎先生

 荒磯実行委員長ら北海道グループの大活躍により、すばらしい大会になりま
した。各地の有力事例の公表は、今後の産学連携にとって非常に参考になるも
のと思われます。失敗例を含む事例の蓄積と適度な理論的整理は、産学連携の
健全な発展、定着を可能にするでしょう。産学連携や産学連携学は現代社会に
おける科学のあり方にユニークなパースペクティブを提供しはじめており、私
も微力ながらその動きに参画してきたいと考えます。ありがとうございました。

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4.産学連携学会の連絡先         office@j-sip.org
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○産学連携学会・連絡事務室 〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-23-17-6F
TEL 03-5953-8575 FAX 092-553-9454

○産学連携学会・本部事務局 〒815-8540 福岡市南区塩原4−9−1
九州芸術工科大学・湯本研究室気付け FAX 092-553-9454(本部へはFAXで)
郵便口座 17420-61857461(大会用は、02790-5-74383 です)

 現在の事務局は、札幌・東京・福岡の3箇所で分担しております。

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5.編集後記(第12号)             news@j-sip.org
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 お忙しいところ,文章をお寄せくださいった先生方に御礼申しあげます。次
号以降はまた異なった企画でニュースを発行いたします。また,イベントのお
知らせ以外にも,本学会に対して提言したいこと,産学連携に関した雑感など
何でも結構ですので,当メールマガジンにお寄せいただければ幸いです。

(会長 kaichou@j-sip.org 副会長 fukukai《以下は@j-sip.orgを省略します》
 学術委員会 gakujutsu 事業委員会 jigyou 総務委員会 soumu
 事務局office 論文 ronbun 法務 houmu 教育 kyouiku 監事 kanji )

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●● 地域産学連携事業 ●●
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 各地での産学連携活動のお知らせ・報告等、今回は下記を掲載します。

○電気通信大学知的財産本部 第1回知的財産シンポジウム「大学の知的財産
戦略」
日時 2003年10月27日(月)
   13:30〜17:30(交流会終了19:30)
会場 電気通信大学 講堂
参加費 無料(情報交流会費:3000円)
お申し込み シンポジウムに参加ご希望の方は
電気通信大学共同研究センターホームページ
http://www.crc.uec.ac.jp/japanese/
当日参加も可能ですが、なるべく事前にご登録下さい。

○広島大学リエゾンフェア2003in呉
日時:平成15年11月19日(水)13:30から
場所:ビューポートくれ(呉市中通1−1−2)
大学の技術シーズを展示紹介、特別講演、マッチングセッション、交流パーテ
ィーなど詳細はhttp://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/
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